セダムの四季

屋上は高温や低温、さらに乾燥や強風等に曝され、植物にとって厳しい生育環境になっています。この屋上へ薄層で緑化するにはセダムに代表される乾燥に強い多肉植物が適しています。しかしノーメンテナンス(何も人の手を加えない状態)で放置された場合、過酷な条件に強いセダムといえども健全な生育は不可能になります。

一方、適切なメンテナンス状態でセダムを用いれば低管理で良好な屋上緑化を維持していくことが可能です。

  セダムの変化
1年のリズム

薄層緑化では土壌が薄いため、降雨による土壌養分の流亡が発生しやすい傾向があります。セダムは一般の植物に較べ、少ない肥料分で緑化を維持することが可能ですが、肥料が切れると「成長の阻害」や「衰退の進行」が発生します。健全な緑化を維持するため適切に肥料を与えて下さい。

 
花の数が過剰になると、花が咲いた後にセダムが弱ることがあります。 高温多湿時には蒸れで部分的に枯損することがあります。
茎葉がしおれて全体のボリュームが小さくるとともに春の新芽が用意されます。 肥料分を吸収して、夏の衰退を修復します。